国際会議IPAC2024にて西森GLが招待講演を行いました

アメリカ合衆国ナッシュビルで2024年5月24日に行われた国際会議 “The 15th International Particle Accelerator Conference”(IPAC2024)のプレナリーセッションにおいて、NanoTerasuセンター加速器グループの西森信行リーダーが、日本の円型加速器放射光源の開発状況と将来像について招待講演を行いました。

学会名: The 15th International Particle Accelerator Conference
Title: Recent development and future direction of ring-type synchrotron light sources in Japan
概要: 世界に50台程度ある蓄積リング放射光源のうち9台が日本にあるが、第3世代放射光源はSPring-8のみであり、高輝度性能を有するのは硬X線領域のみであった。第4世代放射光源として日本初のMBAリングNanoTerasuが建設され、2024年4月から国内の従来光源と比較して10~100倍の高輝度軟X線・テンダーX線のユーザー提供を開始した。2029年に稼働を開始するSPring-8-IIと共にツインMBA放射光リングとしてNanoTerasuは国内の放射光プラットフォームを形成する。KEKのコンパクトERL(Energy Recovery Linac)は将来のEUVリソグラフィー用の高出力自由電子レーザーのプロトタイプとして開発が進められている。

Proceedings(英語): 10.18429/JACoW-IPAC2024-FRYD2

IPAC2024にて招待講演を行う西森GL