NanoTerasu共用ビームラインの試験的共用を開始!!

令和6年5月20日、NanoTerasu共用ビームラインの試験的共用を開始しました。

試験的共用とは試験的な利用を通じてビームラインの最終調整を行うことで、世界最先端の共用ビームラインの性能を引き出すことを目的としています。試験的共用課題は外部有識者を含むQSTの委員会(次世代放射光施設利用研究検討委員会)において選定されたもので、3本の共用ビームラインで全10課題を実施します。
令和6年5月20日には、そのうち東北大学の鈴木博人助教のグループによる「銅酸化物高温超伝導体の集団励起の観測によるRIXS装置性能の実証」および同じく東北大学の佐藤宇史教授のグループによる「ナノ空間電子計測による新奇トポロジカル量子現象の解明」の二つの課題が先行して開始されました。今後は、その他の課題についても順次開始される予定です。

東北大学 佐藤宇史教授のグループ(後列)と
QSTビームライングループ(前列)
NanoTerasu共用ビームライン BL06U