第1回NanoTerasu利用説明会を開催しました

 7月18日(木)AP八重洲にて「第1回NanoTerasu利用説明会」を開催しました。

 3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuは、我が国初の第四世代光源の放射光施設として建設され、その軟X線領域を中心とした光源性能の高さから、触媒化学や生命科学、磁性・スピントロニクス、高分子科学などの分野における機能可視化により、新材料・デバイスの創出などが期待されています。

 またNanoTerasuは、我が国の科学技術の進展と国際競争力強化への貢献、さらにはリサーチコンプレックス形成の核となることが求められており、そのために大型研究施設としては初の官民地域パートナーシップにより整備され、運用が行われます。NanoTerasuでは、この特長を活かし、先端科学の開拓と新たな研究開発シーズの創出を目指す共用利用と、多くの企業、学術機関、そして地域からの社会課題解決のニーズに応えて、イノベーションを生み出すコアリション利用という2つの利用制度を用意し、その負託に応えることとしています。

 今回の利用説明会は、高輝度光科学研究センター(JASRI)、量子科学技術研究開発機構(QST)および光科学イノベーションセンター(PhoSIC)の三者の共同開催として企画され、NanoTerasuの成果の紹介と共に、10月より課題募集が開始される共用利用の申請の流れ、さらには、コアリション利用とリサーチコンプレックス形成についての説明も行い、NanoTerasu利活用を検討している方々にとって、一助になるよう利用説明会とし、盛況のうちに閉会しました。次は京都で8月23日に「第2回NanoTerasu利用説明会」を行う予定です。

雨宮JASRI理事長による挨拶
内野 文部科学省研究環境課 課長補佐による講演
渡邉 PhoSIC理事長特別補佐(東北大学)による講演
木村 JASRI 利用推進部長による講演
川上NanoTerasu総括事務局長による閉会挨拶
大石 JASRIナノテラス事業推進室による説明
加道 NanoTerasu総括事務局 広報グループリーダーによる講演
堀場 QST NanoTerasuセンター ビームライングループリーダーによる講演
河村 PhoSIC副理事長による講演