NanoTerasu 400mA本格稼働前日 お披露目会を開催 ～世界最高水準の放射光を体感する特別デモ～

本格稼働前日の11月24日、NanoTerasuで蓄積電流を200mAから400mAへ増大する作業をメディアに公開。共用ビームラインBL06Uで放射光実験を行いながら、電流増加の瞬間を体感できるデモを実施しました。
令和7年7月に技術的ブレークスルーを達成し400mAの安定運転に成功しました（令和7年9月5日発表「NanoTerasuで蓄積電流400mA安定運転の早期実現に成功」：https://www.qst.go.jp/site/press/20250905.html）。その後、長時間運転に伴う問題などが発生しないことを確認し、当初予定を4ヶ月前倒し、令和7年11月25日から400mAでユーザー運転を開始することとなりました。
この本格稼働により、国内既存施設の100倍の輝度を持つ世界最高水準の放射光が本格利用可能となり、次世代デバイス、材料科学、ライフサイエンスなどの先端研究開発を加速すると共に、イノベーション創出の促進が期待されます。

仙台放送「太陽光の１０億倍！世界でも最高水準 ナノテラス本格稼働 先端研究の開発加速に期待〈仙台市〉」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2a98bc6f9f4ac7c239f75d10394de30b09f162d

ミヤギテレビ「放射光施設『ナノテラス』、これまでより“2倍明るい放射光”に…分析時間も“半分”（東北大学青葉山キャンパス）」
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/d07b797abb1153efef5547f29acdbc530ee471c0