政令指定都市中小企業担当課長会議御一行 ご視察

7月5日、NanoTerasu 総括事務局 加道雅孝広報グループリーダーがご案内し、政令指定都市中小企業担当課長会議御一行の皆様(44名)にNano Terasuをご視察いただきました。

NanoTerasuセンターの高橋センター長がインタビュー

7月1日(月)、NanoTerasuセンターの高橋センター長が、月刊誌商工ジャーナル「未来技術の旗手たち」の企画用に、フリーライターの小川さんのインタビューを受けました。

服部正 NanoTerasu総括事務局長退任のご挨拶

 このたび6月末日をもちましてNanoTerasu総括事務局長を退任することになりました。約2年前にNanoTerasuに着任して以降、G7科学技術大臣会合、ファーストビーム、オープンデイなどの行事対応はもとより、NanoTerasuにおけるガバナンス・マネジメント体制の整備に取り組み、4月より初代NanoTerasu総括事務局長として共通規則等の制定や機関間の調整を担い、運用開始期を支えてまいりました。
 NanoTerasuが、世界最先端の研究施設であることを強みとして、人と人、研究と研究、技術と技術などが交わり、結び付けることのできるコミュニティを形成する場所となることを願っております。皆様にも様々な場面を捉えてNanoTerasuと関わる機会を持っていただければ幸いです。
 皆様のご支援誠にありがとうございました。

令和6年6月
服部 正

第21回国際生物物理会議でNanoTerasuを紹介

2024年6月24日(月)~28日(金)において国立京都国際会館にて開催されました、第21回国際生物物理会議(21st IUPAB Congress 2024/IUPAB2024)にて、NanoTerasuの利用促進業務を行う公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)がSPring-8と共にNanoTerasuの紹介を行いました。

ミヤギテレビ「ミヤギnews every.」でNanoTerasuでの研究の様子が紹介されました

6月28日(金)、ミヤギテレビ「ミヤギnews every.」のコーナー「情熱Labo」において、東北大がNanoTerasuで行っている研究の様子が紹介されました。

番組HP内の記事:<次世代放射光施設『ナノテラス』が研究に追い風>これまで経験・感覚に頼ってきた<食べ物のおいしさ>に迫る(東北大学)|ミヤテレNEWS NNN (ntv.co.jp)

文部科学省 西條審議官他 ご視察

QST小安重夫理事長、服部正NanoTerasu総括事務局長、高橋正光NanoTerasuセンター長、PhoSIC高田理事長及び東北大学牛尾理事がご案内し、文部科学省西條正明審議官(科学技術・学術政策局担当)ご一行にNanoTerasuをご視察いただきました。

毎日新聞に – ナノテラス、仙台で始動 産業発展効果「1.9兆円」「巨大な顕微鏡」- の記事が掲載されました

令和 6年 4月より運用を開始したNanoTerasu(ナノテラス)について、その産業発展効果に関する記事が毎日新聞に掲載されました。

毎日新聞デジタル(有料記事)へはこちらから

駐仙台大韓民国総領事館 ご視察

6月11日、NanoTerasu総括事務局矢板次長がご案内し、イ・ビョンホ副総領事、キム・ジヒ実務官、また、韓日未来フォーラムのイ・ヒョク代表にNanoTerasuをご視察いただきました。

NanoTerasuトライアルユースの事業候補者が決定

仙台市では、NanoTerasuの利活用を促進するため「仙台市NanoTerasuトライアルユース事業」に取り組んでおり、令和6年度の事業候補者10業者が選定されました。
詳しくはこちら(仙台市ホームページ

国際会議IPAC2024にて西森GLが招待講演を行いました

アメリカ合衆国ナッシュビルで2024年5月24日に行われた国際会議 “The 15th International Particle Accelerator Conference”(IPAC2024)のプレナリーセッションにおいて、NanoTerasuセンター加速器グループの西森信行リーダーが、日本の円型加速器放射光源の開発状況と将来像について招待講演を行いました。

学会名: The 15th International Particle Accelerator Conference
Title: Recent development and future direction of ring-type synchrotron light sources in Japan
概要: 世界に50台程度ある蓄積リング放射光源のうち9台が日本にあるが、第3世代放射光源はSPring-8のみであり、高輝度性能を有するのは硬X線領域のみであった。第4世代放射光源として日本初のMBAリングNanoTerasuが建設され、2024年4月から国内の従来光源と比較して10~100倍の高輝度軟X線・テンダーX線のユーザー提供を開始した。2029年に稼働を開始するSPring-8-IIと共にツインMBA放射光リングとしてNanoTerasuは国内の放射光プラットフォームを形成する。KEKのコンパクトERL(Energy Recovery Linac)は将来のEUVリソグラフィー用の高出力自由電子レーザーのプロトタイプとして開発が進められている。

Proceedings(英語): 10.18429/JACoW-IPAC2024-FRYD2

IPAC2024にて招待講演を行う西森GL

NanoTerasuとMAX IVが連携協力の覚書を締結

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構NanoTerasuセンター(センター長:高橋正光)、一般財団法人光科学イノベーションセンター(理事長:高田昌樹)及び公益財団法人高輝度光科学研究センター(理事長:雨宮慶幸)と、MAX IV(マックスフォー)研究所(所長:Olof Karis)は、令和6年5月20日、3GeV高輝度放射光施設NanoTerasu(ナノテラス)とMAX IVの連携協力に関する覚書を締結しました。

https://www.qst.go.jp/site/press/20240520.html

調印式の様子 (左から、雨宮JASRI理事長、Olof Karis MAX IV所長、高橋NanoTerasuセンター長、高田PhoSIC理事長)
                   会場:NanoTerasu内見学ホール

NanoTerasu共用ビームラインの試験的共用を開始!!

令和6年5月20日、NanoTerasu共用ビームラインの試験的共用を開始しました。

試験的共用とは試験的な利用を通じてビームラインの最終調整を行うことで、世界最先端の共用ビームラインの性能を引き出すことを目的としています。試験的共用課題は外部有識者を含むQSTの委員会(次世代放射光施設利用研究検討委員会)において選定されたもので、3本の共用ビームラインで全10課題を実施します。
令和6年5月20日には、そのうち東北大学の鈴木博人助教のグループによる「銅酸化物高温超伝導体の集団励起の観測によるRIXS装置性能の実証」および同じく東北大学の佐藤宇史教授のグループによる「ナノ空間電子計測による新奇トポロジカル量子現象の解明」の二つの課題が先行して開始されました。今後は、その他の課題についても順次開始される予定です。

東北大学 佐藤宇史教授のグループ(後列)と
QSTビームライングループ(前列)
NanoTerasu共用ビームライン BL06U

国際会議IPAC2024にてNanoTerasuビーム調整の進捗を報告

アメリカ合衆国ナッシュビルで2024年5月19日~24日に行われた国際会議 “The 15th International Particle Accelerator Conference”(IPAC2024)において、QSTの上島主幹技術員がNanoTerasuにおけるビーム調整の進捗についてポスター発表を行いました(NAT, JASRI, SES, 理研との共同研究)。

学会名: The 15th International Particle Accelerator Conference
Title: Status of beam commissioning at NanoTerasu
概要:
日本に新しく建設された3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuのビームコミッショニング状況について報告を行った。線型加速器の調整を2023年4月に開始し、わずか10日間の調整で電子ビームのエネルギー3GeVを達成した。6月から蓄積リングの調整を開始し、初めからオフアクシス入射を入射軌道調整を行うだけで達成できた。電磁石の精密アライメントのおかげで、調整開始初日に入射ビームは軌道補正用電磁石を使う事なく300ターン周回した。2023年11月には蓄積電流300mAでtop-up 運転の試験を行なった。
また2024年4月9日からユーザー利用運転を開始し、高い信頼性で高性能ビームを供給できたことを報告した。

Proceedings(英語): 10.18429/JACoW-IPAC2024-TUPG40

NanoTerasu運用開始記念式典・祝賀会を開催

令和6年4月1日からのQST、PhoSIC、JASRIによるNanoTerasuの運用開始を記念し、5月18日に運用開始記念式典・祝賀会を執り行いました。

記念式典・祝賀会には、盛山文部科学大臣、大島元衆議院議長、14名の国会議員、村井宮城県知事、郡仙台市長をはじめ、多数のご来賓に出席いただきました。
記念式典では、盛山文部科学大臣からご来賓祝辞を賜り、盛山大臣、QSTの小安理事長、PhoSICの高田理事長、JASRIの雨宮理事長、宮城県の村井知事、仙台市の郡市長、東北大学の冨永総長、東経連の増子会長の8名によるテープカットを執り行いました。また、NanoTerasu整備を振り返る映像を上映しました。

祝賀会では、大島元衆議院議長よりご来賓祝辞を賜り、NanoTerasuの建設に多大な貢献を果たしていただいた代表企業への感謝状贈呈の後、鏡開き・乾杯を行いました。

記念式典には、第1会場のNanoTerasu実験ホールには373名、第2会場の仙台国際ホテル(広瀬の間)には106名の出席者がありました。仙台国際ホテル(平成の間)を会場とした祝賀会には約430名の出席者があるなど、盛大な式典・祝賀会となりました。

NanoTerasu運用開始記念式典 正面玄関
NanoTerasu運用開始記念式典 
NanoTerasu運用開始記念祝賀会 鏡開き
NanoTerasu運用開始式典ヒストリー動画

記事はこちらから
関連報道: ミヤギテレビ 東日本放送 仙台放送 など

ナノの世界が未来をテラス!?

5月17日(金)、NHK仙台放送の番組「東北ココから」でNanoTerasuが取り上げられました。

https://www.nhk.jp/p/ts/WJ1LZ5K145/episode/te/PWMNLLN7MY

NanoTerasuを用いた初の学術論文が公開されました

NanoTerasuのコアリションビームラインBL10Uを用いた観察結果より、NanoTerasu初の学術論文が公開されました(東北大学、住友ゴム工業株式会社の共同研究)。
この研究では、「X線タイコグラフィ」と呼ばれる手法により、高い空間分解能で試料の観察に成功しています。

東北大学プレスリリース(東北大学ウェブサイトへ):テンダーX線タイコグラフィで世界最高の空間分解能を達成 -3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuを用いた初の学術論文-
学術論文(英語): Towards Sub-10 nm Spatial Resolution by Tender X-ray Ptychographic Coherent Diffraction Imaging – IOPscience

コアリションユーザー利用開始

NanoTerasuコアリションビームラインのユーザー利用が、令和6年4月9日より開始され、その模様が報道機関に公開されました。

コアリションビームライン(BL14U)の利用内容の説明中(戸田工業取締役 松岡氏)
PhoSIC高田理事長の囲み取材

関連報道: 東日本放送 NHK 東北放送 ミヤギテレビ 仙台放送 河北新報 日本経済新聞 など

NanoTerasu の運用を開始しました

令和6年3月の施設検査を終え、4月1日より新たな組織体制(QST、PhoSIC、JASRI)によるNanoTerasu の施設運用を開始しました。今後、より多くのユーザー様にご利用いただき、早急に素晴らしい成果がNanoTerasuより発信できるよう、関係者一丸となり全力でサポートして参ります。

3GeV高輝度放射光施設ナノテラスが稼働―日本の競争力の強化に大きく貢献−」に関する記事はこちらから

関連報道: 東日本放送 仙台放送 ミヤギテレビ NHK 河北新報 など

NanoTerasu整備新たな局面へ、歴史的瞬間の到来 – ファーストビーム達成

NanoTerasuは、令和5年12月7日において、ファーストビーム*の達成を祝いました。この歴史的瞬間には、小安理事長(QST)、高田理事長(PhoSIC)、稲田課長(文科省)、小嶋副部長(宮城県)、柳津経済局長(仙台市)、植田理事(東北大学)、宮本副会長(東経連)、茂田井部長(七十七銀行)にご臨席いただきました。
小安理事長(QST)と高田理事長(PhoSIC)が、それぞれビームラインBL13UとBL10Uのメインビームシャッターを開く操作を行い、各ビームラインの光学ハッチ内のスクリーンに放射光が到達したことを確認。詰めかけたスタッフ共々この感動的な瞬間を共有しました。ファーストビーム達成により、実験ホール内に放射光が導入され、今後のビームライン整備が加速されることが期待されます。次世代型の放射光施設として先端挿入光源から初めて導入された放射光X線は、今後、新たな科学技術の扉を開くきっかけとなります。NanoTerasuは、未来において革新を起こすためにさらなる一歩を踏み出しました。

量子科学技術研究開発機構の小安理事長(左)と光科学イノベーションセンターの高田理事長(右)

*円型加速器内に設置された挿入光源からの放射光X線を実験ホールに初めて導入し、観測すること。

NanoTerasu・SPring-8合同シンポジウム

            

令和5年11月20日、ステーションコンファレンス東京においてQST、PhoSIC、JASRI、理研の共同主催で合同シンポジウム「放射光の新時代 -第4世代光源の稼働に向けて-」を開催いたします。

詳しくは こちら(QST次世代放射光施設整備開発センター ホームページ)

ANN系列「松岡修造のみんながん晴れ」にて紹介いただきました

TV番組「松岡修造のみんながん晴れ」でNanoTerasuが紹介されました。
番組はyoutube ANNnewsCHにもアップロードされています。

ナノテラスオープンデイ

広く一般市民を対象とし、NanoTerasuの事業内容及び施設整備の現状に関する広報や理解を深めて頂くため「NanoTerasuオープンデイ」を開催いたしました。
843名の方にご来場いただきました。誠にありがとうございます。

円形加速器(蓄積リング)で電子蓄積に成功

6月16日に円型加速器において3GeV電子蓄積に成功したことを発表しました。
▶詳しくはこちら

khb東日本放送 youtubeチャンネルより

全国8都市・世界最高レベルの研究施設「ナノテラス」利用説明会

現在、宮城県仙台市に建設中の次世代放射光施設ナノテラスが来年4月からいよいよ運用が開始予定です。
本説明会はナノテラスのアウトリーチ活動の一環として、2023年6月下旬から全国8都市で開催いたします。
ナノテラスを広く産学官の方々に利用していただくことを目的に、学生さんや研究者、また、産業界の方々に対して、利用方法を分かりやすく説明いたします。
また、現地参加者限定の個別相談も承りますので、是非お近くの会場にお越しください。

説明対象者:学術界・産業界など、どなたでも参加いただけます(参加料無料)

説明会内容(担当):

  • ナノテラスの概要について(文部科学省)
  • 学生さんや研究者向けの利用方法について(量子科学技術研究開発機構)
  • 産業界の方向けの利用方法について(光科学イノベーションセンター)
  • 【現地参加者限定】担当者との個別相談

主催:文部科学省
共催:量子科学技術研究開発機構(QST)
光科学イノベーションセンター(PhoSIC)
東北大学


▶詳しくはこちら

2023 G7科学技術担当大臣会合

G7科学技術大臣会合・最終日のエクスカーションにてNanoTerasuを御視察いただきました
また、続けて、実験ホールにて、内閣府、文部科学省、経済産業省共催の公式サイドイベントとして、ハイレベル会合「量子技術が切り拓く未来」を開催いただきました。

リンク:khb東日本放送 youtubeチャンネル
リンク:NHK宮城
リンク:TBC東北放送
リンク:ミヤギテレビ
リンク:河北新報

ナノテラス線型加速器で3GEV電子加速に成功

線型加速器での3GeV達成は軟X線波長領域の高輝度放射光源実現に向けた大きなマイルストーンです。
今後は、円型加速器への電子ビーム入射及び蓄積試験を予定しており、令和6年度の運用開始に向けて加速器調整を継続していきます。

詳しくは、こちらのQSTのプレスリリースをご覧下さい。

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